■ VZAnalyzer™ データ解析ソフトウェア
Version3.5に次の機能が追加されました
アナログデータ解析、
バイオメカニックフォースプレート機能、
分析やグラフ 表示も可能な6自由度の情報をもった階層構造のリジッド・ボディー、
モーション データをネットワーク経由で転送するRigid Bodyサーバ(インターネットも含 む)、
補間や外挿によるデータ同期(アナログデータの有り無しに関わらず使うことが出来ます)。

VZAnalyzer™は、VZSoft™と連動して計測したモーション情報を、モーション制御やモーション分析アプリケーションへとOn-Lineまたは Off-Lineでフィードバックします。
 

VZAnalyzer™は、VZSoft™でキャプチャーしたモーションデータをReal-Time、または、Off-lineで取り込み、モーション情報の確認のため のグラフィック環境へと展開します。
グラフィック環境では、3D計測情報から高度な運動情報を得るべく、いろいろな処理を施すことが出来 ます。VZAnalyzer™は、VZSoft™で定義したリファレンスフレーム座標に対する変化をつぶさに検知しつつ、同時に、別々のプロジェクト の複数のモーションTakeを比較分析する機能があります。

インテリジェントなOptimal-Pose外挿法(Rigid Body )は、VZAnalyzer™の大切な要素の1つであり、キャプチャーの計測精度を上げたり、 隠れたマーカー位置を計算で割り出すた手段を提供します。
外挿法では、キャプチャーするモーションの種類にあわせて外挿特性をカスタマ イズするために、FlexibilityアジャスターやVelocity Projection Factor、Direction Confidence Factorなどの設定が出来ます。
VZAnalyzer™のSolid Objectインポート機能を使えば、VZProve™でデジタイズしたSolid Objectをインポートして操作することが出来ます。
操作には、追加 / 削除 / 色指定 / リネーム / 回転やスケーリングなど座標変換の編集の他に、そのSolid Objectを駆動するRigid Bodyも選ぶ ことが出来ます。1つのテークで最大10個のSolid Objectをインポートできます。
ユーザーは、Solid Objectのいくつかの座標点を削ったり、 点と点の間を線で結ぶ、あるいは、3点を使ってポリゴンを作るなどが出来ます。Solidの2点間の距離を計算したり、Solidデータの表示・非 表示やストリーム出力などの操作が出来ます。
ユーザーは、作業ウィンドーのフレームを使って1つのVideo Clipをつくり、それをTakeへとインポートバックすることが出来ます。作業 ウィンドーは、記録中であっても回転 / パン / ズームが可能であり、また、圧縮形式も選択できます。Video記録をTakeにインポートして、 そのTakeにおける実際の演者の動きとモーションデータとの比較も出来ます。
ObjectのマーカーやRigid Body、Solid Objectの任意点などにマウスカーソルを接近させるだけで、3Dの座標やそのアイテムに関係する情 報が表示されます。Item Table機能で、アイテム個々のプロパティーを見たり、簡単なウィンドーからテキスト出力させることが出来ます。 Coordinate Reference Frame( CRF )機能を使うと、モーションTakeの3つのマーカーを使ったり、3つのSolid Objectを使うことにより CRFを作ることが出来ます。CRFはリセットしたりセーブすることが出来ます。
マーカー / Object / 角度 / 速度 / 変換マトリクスなど、得られた3Dモーション情報の殆どは、いつでもエキスポートすることができます。 エキスポートの形式は、テキストファイルであったり、MicrosoftのExcel形式、あるいは、MatLab、LabView、FiLMBOXなどの互換形式で Real-Timeストリームとすることが出来ます。また、CベースのSDKを使って特定の科学アプリケーション用に情報を生成することも出来ま す。
個々に独立した運動の軌跡は、比較の為に3Dトレースやグラフ化できるほか、個々を色分けすることができます。

 




分かりやすいGUIと重要対策へのアクセスをスピーディーにするショートカット機能なども備えています。新バージョン(V3.50)には、ス ペクトル解析、相関解析、伝達関数 などの機能が加わりました。

物理マーカーの拡張として 人工的 Object を生成してマーカー グループを計測することができます。たとえば、ジョイントの中心のようなア クセス不能な部位でも人工的 Object を使って計測することが出来ます。この Object は、通常のマーカーと同様に Real-Timeや Off-Line でト レースしたりグラフ化が可能です。Object は VZProve™を使って 調節することも出来ます。 使い方はここをクリック

VZAnalyzer™ は、歩行分析、神経科学、リハビリテーション、物理医学、身体医学、義歯術、矯正術、振動解析、生体フィードバック制御、 ロボット制御、機構解析、そして、リバース エンジニアリングなどのアプリケーションでご活用いただけます。

   
Click Images for Movie Clips
 
Takeの比較
2つのTakeの比較が必要な場合(たとえば、ゴルフの先生と生徒 のスィングの相互比較など)、VZAnalyzer™を使って簡単に行う ことができます。他の例としては、リハビリテーション患者の処置前と処置 後やアニメーションの比較などがありますが、いずれの場 合も、どちらの方がより良いタイミングできちんと出来たかを比較 できます。操作はADDボタンをクリックするだけの簡単操作です。 各Takeを色分けするなどして、同時に10Takeまで比較できます。 VZAnalyzer™のグラフやトレース機能、そして、角度計算機能な どを使ってTake個々を分析したり、他のTakeと相互に定量的な比 較も出来ます。
 







Rigid Bodies
Rigid Bodyが、トラッカーから見えないマーカーや遮蔽されたマー カー位置をソフトウェア計算で割り出す上で助けになる事はプロ には周知の事実です。VZAnalyzer™では更に、マニュアル設定可能 な多彩な追加機能が用意されています。

まず、Rigid Body個々の識別を容易にする為に色分け指定が出来ま す。また、その色分けはプッシュボタンで一気に変えたり、個々に 変更することも出来ます。追加機能には、Optimizeを全部に施すか 悪いものだけにするといった選択や、Flexibility、Velocity Projection Factor、許容ジャンプ範囲、D - Factorなどの設定が あります。これらの諸機能によって、より安定で正確なRigid Body を作り出しています。

Rigid Bodyを生成したあとは、他のマーカーやObjectと全く同様 にトレースしたりグラフ化することが出来ます。また、Rigid Body 間を線で結んで骨格を形採り分かりやすくすることも出来ます。な お、Rigid Bodyはスペクトル / 相関 / 伝達関数などの解析に使うこ とも出来ます。


トレースとグラフ
運動データを視覚的に分かり易くするには、部位をトレースする 必要があり、また、実際のデータ値が要るのであればグラフが必 要になります。VZAnalyzer™では、ユーザーが部位を選んで所 定のキィーを押すだけで、ターゲットであれ、Object、Rigid Body、あるいは、線分であれ、全てがトレースされ、グラフ表示 も成されます。

VZAnalyzer™には、現在進行中のTakeに関する全アイテムのリ ストを示す情報ボックスがあり、トレース中のアイテムはハイラ イト表示されます。グラフ表示のウィンドーには、グラフ専用の リスト表示があり、アイテムとその曲線の色わけが示されます。 必要に応じて幾つものグラフとアイテムを同時にOpenして Real-Timeで表示することが出来ます。






VZProve™を使った Object 調節
VZAnalyzer™で生成したObjectは、グローバル / ローカル双方 の座標系に関する平行移動や回転、オフセットや絶対値による調 節などの豊富な手段が用意してあるので、Objectがよほど極端 なスポットに収まる必要でも無い限り、普通の調節でも視覚的な 比較や精度において十分といえます。

しかし、時としてObjectを厳密なスポットに配置しなければなら ないが、どうしても正確に配置することができないといった場合 もあります。VZAnalyzer™は、そのような時に便利な手段を提 供します。VZProve™を使えば、Objectをリムの中心点や継ぎ 手の中心点などに配置することも、極めて迅速かつ正確に行うこ とが出来ます。

 

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